初期費用の相場
初期費用の相場
住宅や事務所の賃貸契約を結ぶときに、敷金や礼金、仲介手数料、火災保険料などさまざまな初期費用の支払いが発生しますが、いったいどれくらいのお金を用意すればよいのかは大変に気になるところです。
一般的に、賃貸物件の初期費用の相場は、住宅は家賃の4~5ヶ月分、オフィスについては賃料の約12ヶ月分といわれています。住宅の場合、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料がそれぞれ家賃の1ヶ月分で、残りは火災保険料などが占めます。
近年は社会状況を反映して敷金や礼金を無しで提供する物件も少なくなく、このような物件に入居すれば初期コストを多少抑えられる可能性があります。
一方、オフィス物件の初期コストで大半を占めるのは保証金で、支払う費用は賃料の6~10ヶ月分にもなります。その他の費用は礼金・前家賃・仲介手数料がそれぞれ賃料の1ヶ月分程度で、管理費や保険料が残りを占めます。
賃貸オフィスについても、近年は礼金無しで提供されている物件が多くなってきています。
賃貸に関する疑問があった場合誰に聞くと良いか
初めて賃貸を借りる場合には何かとわからないことがあります。たとえば親元を初めて出る場合などです。親も周囲の人も経験がないからです。疑問には初期費用はどれほどかかるか、途中で解約するとどうなるかと言った点がよくあります。
最も良い方法は賃貸物件を紹介している会社に直接聞くことです。会社によって決まりが異なるので、まず電話で問い合わせてみましょう。
できれば最初に物件を見つけてから担当者に聞く方がスムーズです。わからないことをうやむやにしておくとあとでトラブルに発展しかねません。
契約書をかわすときには特に大事です。時間をかけて賃貸の契約書をじっくり読みます。待たせているからと、焦ってサインするのは危険です。専門用語がたくさん出てきますが、疑問点はその場で質問して解決します。
賃貸とはいえ、毎日生活する家を選ぶわけですから慎重になるべきです。不満点があるからといって簡単にキャンセルすることができません。